2019年12月12日

ご本人の力を引き出すために(TEACCHについて)

12月8日にTEACCH研究会の実践報告会で山下と澤井で発表させてもらいました。

澤井です。こんばんは。

TEACCHとは

自閉症の子どもと、コミュニケーションに関わるハンディキャップがある子ども、についてのトリートメント(接遇)と教育とでも訳しましょうか。

Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped Children

この頭文字をとったものです。


私はTEACCHを勉強してきました。
私の最初のティーチの理解は


絵カードを使う
パーテーションを使う
スケジュールを使う
自立課題を提供する
構造化をする
そんな理解でした。

パーテーション使えば、構造化でしょぐらいに思っていたところがあります。。

構造化は
・スケジュールを使う
視覚的に時間が目に見えるようにする

・自立課題を提供する
人の指示がなくても、視覚的手がかりを使って自分一人で作業課題を終えることができる。

・エリアの意味づけを明確にする。
自閉症の人が混乱しないように(ここはこれをする場所とわかるように)場所の意味を明確にする。

たとえば、1:1で大人と勉強するスペース、一人で勉強(作業)する場所、遊ぶ場所、集団活動をする場所などに分けます。

など他の支援方法と違う(目立つ部分)ところがあります。


私は視覚的な手がかりを多用するのが、TEACCHだと思っていました。
どれだけ自閉症の人が支援者に声をかけられなくても、自分の目で見て理解し、自主的に行動できるようにするというものだと思ってました。


でも、色々な話を聞く中で 大事なことは


これは私がそう思うだけで TEACCHの中心概念がこうだと言っているのではないので、澤井の解釈ですと前置きしますが、


アセスメント(評価)をする
意味の分からない世界に意味をもたらすことで、
本人の力を引き出す
ご家族と共に支援する


つい形に捕らわれてしまいがちです。


私もパーテーションを意味もなく置いていた時もありました。




本人の力を引き出すために、まずは本人の理解度合いを探り、それに合わせたツールを用意する

理解度合いを探るためにアセスメント(評価)をする。

そして、ご家族と一緒に住んでいる本人、そのご家族が幸せであるために、家族と協働してご本人を支援する。


この辺りが大事かと思います。


評価について、補足すると、評価は本人の能力を点数化する、ちょっと上からなニュアンスと感じる方もいるかもしれませんが、評価で大事なことは「今はできていないけど、あと少し手助けや理解が進めばできそうな」部分を大切にします。

できそうなことを探して、どう工夫したらできるようになるか、そんな見方をしていくことが評価だと思っています。

以上は
あくまで私の個人的な解釈なので、ご興味ある方は、

TEACCH研究会などの勉強会にご参加してみてください。
愛知支部のリンクを貼っておきます。
https://blog.goo.ne.jp/teacchken_aichi


次はABA(応用行動分析)について書いてみようかなと思います。

ABAとTEACCHって違うようで似てるな、だいたい同じじゃないかと感じているので。

さわい拝  


Posted by コネクトスポット at 23:24 │コメントをする・見る(0)発達障がい

2019年12月11日

健やかさってなんでしょう

スタッフの中田です。

コネクトスポットでは毎日2回の体験講座の時間があります(金曜日の午後だけお休みです)。
ここでは外部の専門的な講師の方をお呼びして、利用者の方へ新たな出会いや発見の場を提供しています。
また、スタッフもそれぞれの専門性や特技、趣味を活かして講師を務めています。

私もいくつか講座を担当させていただいています。
そのなかのひとつに「健やか講座」というものがあります。

この講座は、健康を幸せな人生を送るための資源として捉え、個々の健康管理能力の向上を図ることを目的としています。

こうやって文字にするとなんだか堅苦しい感もありますが、
実際には講座の前半では健康に関する話や実験をしたあと、後半では利用者の方の「今気になっていること」について飲み物を飲んだりしながら座談会を行ったりとゆるやかな場面もあります。

私自身は看護師として利用者の方の健康を守る立場にいますが、健康とはなんだろう、と常々考えさせられます。
健康には様々な定義や考え方がありますが、状態ではなく力や資源と捉える考え方がしっくりきています。

個別での関わりと講座を通した集団への関わりを通じて、
こんな自分になりたい、とコネクトスポットに来てくださる方々の応援の仕方のひとつとして存在できればと思っています。


ちなみに、初回の講座では参加者の方に健康のイメージについてお聞きしました。
「生きれいれば健康」「痛みがない」「笑っていること」など様々な意見がありました。

あなたにとっての健やかさとはなんでしょうか?  


Posted by コネクトスポット at 06:14 │コメントをする・見る(2)専門的ノウハウ

2019年12月05日

不登校の親になったからこそ、見えたこと part4

不登校の子を持つ親としての楽しみを見出しつつある話。
コネクトスポットスタッフのまきです。

自分を見つめる、自分と向き合う時間  

今、大変な時。
私は今まで大変といえば、苦しいとか、前が見えないとか、ネガティブな言葉として、大変という言葉を使っていた。
でも、幸運なことに、出会いが今まで思ってきたネガティブな言葉も変化させる。
大変は、大きく変わる時。とても大切な時だから、じっくりゆっくり自分を見つめる。ここを大切に過ごせると、大切なことに気づける。と
教えてくれた人。

余裕がなく、走り続ける日々,そんなときに、時には歩く。と声をかけてくれた人。

うまくいかない時、方法と、前提を見直してみる。とアドバイスしてくれた人。

瞑想したり、空を見たり、走ったりして、空気を感じたり
月や太陽。季節の花を見たり、本を読んだり、音楽を聴いたり
目の前にあるいろんな事を、じっくりしてみながら、自分と向き合って見えてくるものを
探している日々です。

出会いや、聞いた言葉を大切に、感謝の毎日です。


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Posted by コネクトスポット at 23:32 │コメントをする・見る(1)当事者の言葉

2019年12月04日

イケメンはモテない






のむらです。


インパクトの強いタイトルに惹かれ、買った本。

「イケメンはモテない」


タイトルで分かります通り、基本的な対象はパートナーのいない男性への本です。

しかして、その実態は「円滑な人間関係を形成するための本」といったものでした!


著者は現役Youtuber 兼 某会社の役員。
もともと、学生で起業し、金銭を得たのち「モテ」について全力で研究・勉強・実践を様々な角度からされた人。
また、上手くいき始めた研究成果であるノウハウを周囲の人に渡して、その効果を検証しているという点が素晴らしい。
他者を勝たせる人は巡って、自身が勝てるようになりますから。何とかは人のためならず。


では、内容について。

大雑把に書けば、Youtubeで紹介されているノウハウを、それぞれ実践例を出して説明しているノウハウ本です。

実践例は、出会いの場面からLINEでのやりとり、食事(ランチ)へ誘い、デートへの誘い、そして告白へという流れを登場人物が進んでいきます。


行われている行動に関して、実験や実証されている効果の名称・その説明にも言及しており、論理を大切にされる方にはより納得感のある展開。

学問としては、主には心理学から相手への影響を追求しています。疑問を感じる解剖学も一部含まれていますが、そこはそれで。

心理学的切り口の例として、ラポール形成の基本であるペーシングやミラーリング、バックトラッキング。LINEへの応用も書いています。

一時期流行ったダブルバインドやアイブロウフラッシュなど。多くの手法を紹介しています。


このことから、単純に一つの手法をごり押しするタイプの本ではなく、

「人間関係を良好に形成するには様々なやり方があるんだよ」

と伝えてくれている本と言えます。

つまり、

男女関係以外にも、人とのつながりを深めたいという人・仕事にも大いに参考になる書籍です。


我々の活動に関心を抱いている方にも、人付き合いで悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。


自分の行動を振り返って、良いところ・もっと良くなるところを知る機会を得られるかもしれませんよ。



追伸

2019年11月現在ですでに3刷。


売れる要素も本の壮丁に仕組まれていそうです(笑)


  


Posted by コネクトスポット at 16:55 │コメントをする・見る(5)書評

2019年12月04日

そんなあなたに届けたい、様々な利用のかたち~高次脳機能障害のあるAさん~③

前回、前々回と高次脳機能障害のあるAさんの利用に至るまでの流れをご紹介しました。




今回はコネクトスポットを利用する際、具体的にどのように過ごし方を決めていくのかについて例を挙げてご説明していきます。



コネクトスポットのパンフレットでご紹介している利用の流れではオレンジの枠内の内容になります。
パンフレットはコネクトスポットのホームページから読むことができます


コネクトスポットでは一人の利用者さんに対して、一人のスタッフが担当者になります。
(他のスタッフもそれぞれの専門性を活かして関わります。)

個別プログラムの作成にあたっても主に担当者がサポートに入ります。
利用者さんの希望とありたい姿(1年後の目標)に対して、担当者はそれまでの道のり(計画)を考えるサポートをします。

道のりは
・心身管理の状態(健やかさを保つこと)
・生活習慣づくり
・地域生活、地域参画(仕事や地域活動など)
・自己表現、文化的生活(趣味や自分ならではの活動)
・ネットワークづくり(相談できる人との関係性づくり)
など様々な視点から考えます。

Aさんの希望とありたい姿は「自分の病気や障害のことを知りたい」
「自分の病気や障害と付き合いながら、やりたいことを見つけられている姿」だとすると・・・

道のりとしては
例えば・・・
心身管理の状態(健やかさを保つこと)でいうと、
→コネクトスポットで描きたい姿は
「脳梗塞の再発予防に必要な行動をとれる、障害との付き合い方をみつける」
→その姿に近づくために今どこまで行けてどこに壁があるか?
「病気に対する知識や障害の特徴について理解はしているが、生活への活かし方に不安がある.」
→ではコネクトスポットではどう過ごすのか?
「生活への活かし方について安心できるように、 看護師との日々生活の振り返りをする、作業療法士にアドバイスを受けながら日常生活の工夫と実践の振り返り」を行う

といったように考えていきます。

地域生活、地域参画(仕事や地域活動など)でしたら
→コネクトスポットで描きたい姿は
「自分に合ったペースで活動できる仕事を見つけられる」
→できていること、壁になっていることは
「無理のないペースで仕事をするためには工夫が必要なことは理解しているが、具体的にどのように工夫していけばよいのかわからない」
→コネクトスポットでは
「体験講座のプログラムや個別の作業プログラムに参加し注意や記憶力など自分に合ったペースを確認する、関心に応じてボランティアや職業体験に参加して自分のペースに合いそうなものを探す」
というように考えたりします。
 
生活習慣づくり、自己表現、文化的生活(趣味や自分ならではの活動)、ネットワークづくり(相談できる人との関係性づくり)の視点でもこのような流れで考えていきます。

このように個別プログラムを考えた上で日々のコネクトスポットの過ごし方を考えていくことになります。
ということは利用者さん一人ひとり過ごし方が異なってきますね。
これもコネクトスポットが「自分らしく」過ごせるポイントのひとつではないかと思います。


コミュニティーナース 中田



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Posted by コネクトスポット at 06:59 │コメントをする・見る(0)コネクトスポットの紹介

2019年11月30日

空気を読むのに疲れた方へ

KYという言葉が私が高校生くらいのときに流行りました。

ぼくは何も考えず 空気読めないをKYというのかぐらいにしか考えませんでした。
あるいは
あいつ空気読めねえなと友達を悪く言ったこともきっとあるでしょう。深く傷つけたかもしれません。


空気を読めよという言葉はおそろしく、ファシズム的ではないかと思う時があるんです。


多数派から少数派に同質性が求められるとき
少数派は苦しむと思うんです。


発達障害の方、自閉症スペクトラムの方々は空気を読むのが苦手な方が多いと言われていますし、私自身もそう感じます。空気というルールは、透明であり文脈に依存しており、その場の集団によってなんとなく提示されるものだからです。


「発達障がいがある」と呼ばれてしまう人々は少数派です。日本人口全体の5%程度、50万人弱が発達障害があると診断されているというデータを見つけました。


診断はなくとも、空気を読むのが苦手だけど、なんとか読もうとしている人はどれくらいの数でしょうか。


私は空気は読める時もありますが、読めない時もあります。あとでああやってしまったなあと気づくタイプです。自己嫌悪に陥る時もあります。


発達障害の方(少数派)が空気を読むのが苦手な人が多いとして、
そうではない方、定型発達(多数派)が空気を読むのが得意だとした時



空気読めよという言葉はひどく暴力的に思える時もあります。



なぜわからないんだと思いがち。



空気を読むのが苦手ということは


裏を返すと


彼女ら、彼らはユニークな空気を作れるときがあります。


今この発言する???


とも思えるかもしれませんが


でもね


すごい本質的な発言を忖度なしにしてくれるんです。
それって


いわゆる個性でありとてもクリエイティブなエネルギーだと思います。


かんたんにこの問題について書ききれないので


また書きます。


空気を読もうとして頑張ってる人たちは
そんなにがんばらなくてもいいかもしれません


空気は読むものではない 吸うものだと先輩が言っていた気がします。


さわい
コネスポ

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Posted by コネクトスポット at 20:17 │コメントをする・見る(0)発達障がい

2019年11月29日

不登校の親になったからこそ見えたこと part 3

不登校の子を持つ親としての楽しみを見出しつつある話  第三弾
コネクトスポット スタッフのまきです。


今回は、家で何をするの?ということをアドバイス頂いたこと、書籍で参考にしていることを書いてみます。

我が家の場合

ゲーム中心でした。今もそうだと思いますが、心構えは、ずいぶん変化しました。

興味があることから広げる。

ゲーム内の漢字や、わからないことを調べる。ゲームには歴史上の人物が出てきたりします。
その時に、どんなことをした人かを、調べて少し話してみる。
話してみると、自分より色々知っている!なんてことが結構あります。

体幹が弱いので、バランスボールに座りゲームをする。

食事を作る際、余裕があるときは、自分が好きなものを作れたらいいねと好物を一緒に作ってみる。
食材の産地を伝える。

地図を張っておいて、行った場所、話に出た場所、産地を確認する。など


色々なことに関連づけて、ゲームからも学びに繋がれるように

自分が楽しめたらいいなと思います。うまくいく日、いかない日がありますが
。楽しいことを探す模索の日々です。



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Posted by コネクトスポット at 08:32 │コメントをする・見る(0)不登校について当事者の言葉

2019年11月27日

夢を叶えてみませんか? 7.5th 角度を変える

≪前回のおさらい≫
 できること、ワクワクすること、理想的な自分を洗い出すこと。それは自分だけのものなのか、自分と社会のものなのかを考える時間。
 新師匠・自分から指針をもらう助走期間。存分に楽しんで、自分の良い気で満たします。


どうでしょう。
その後、ノートは自分のできることで満たされていますか?
ワクワクする過去から現在さらには未来が容易に想像できる頭になっていますか?
理想的な自分自身を「あ、もうなれる」と感じられるほど身近な存在になっていますか?


中には、

「んなポジティブだけで生きている人間だけだと思うなよ」

そういう方もいらっしゃるでしょう。


そんな方へ、逆のことを提案します。


①できないことを挙げていきましょう
②気持ちが下がることを挙げる。
③できないことの中で、出来るようにならなくてもいい事・出来るようになりたい事にわける。
④気持ちが下がることの中で、本当に下がること・実際はどうでもいいことを分ける。


7thで提案したこととはおよそ逆の発想ですね。

ポイントは「出来ない出来ない」で終わらせず、その中でもこだわって出来るようにしたい事なのか、実際はどうでもいいことなのか。

分類していくことで、本来の自分の持つリソース(資源)が明らかになっていきます。

関連するリソースを持っていれば、最後まで突き詰めるように体は求めます。

素直にその声に耳を貸すことが大切ですね。


逆に、気持ちが下がることでも、考えると下がるけど、実際それほど深刻でもない。

というものは、どうでもいいことかもしれないですね。

反対に、本当に気持ちが下がることは、その逆の状況を考えてみましょう。

ワクワクするような、ウキウキするような反応が自身から湧くかをチェックです!



意外と、一見よくなさそうに思われるようなことでも、違う角度から考えることで実は別の答えの出し方を教えてくれます。

自身には全くないリソースであれば、そもそも反応は大きく出ませんし、結局は興味の対象外になります。


自分に大きく影響を与えているものの要因を感じ取ること。


自分だけの人生につながるヒントは自分の中から出てくる。


これは、絶対、です。




特定非営利活動法人 コネクトスポット メンバー 野村


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Posted by コネクトスポット at 22:00 │コメントをする・見る(0)専門的ノウハウ

2019年11月27日

そんなあなたへ届けたい、様々な利用のかたち~高次脳機能障害のあるAさん~②

こんにちは。スタッフの中田です。

今回は

の続き、Aさんとどのようにありたい姿を描いていくのかについてご紹介します。

Aさんとお話を進めていくうえで大事にしているのが、
なぜコネクトスポットに相談しに来てくださったのか
ここに来ることでどうなりたいのか?ということです。

これはAさんに限らずですが、私たちは“問題”を解決するのではなく、ご本人のありたい姿を叶えるためにコネクトスポットを利用していただきたいという思いがあるからです。


例えば・・・
Aさんは工事現場で作業員として昼夜を問わずに働いていた結果、不規則な生活になっていたといいました。
病気をきっかけに自分の人生を見直したい。落ち着いた生活をしながら、今の自分にできること、やりたいことを探したい。
とお話されたとしましょう。

Aさんのいう”落ち着いた生活”とは何か、詳しく聞きながら今どこまでそれに近づいているのか、どんなサポートがあればより近づくのか、コネクトスポットにできることは何かを共に考えます。


病気になってから以前の自分でないような感覚がある、とAさんは話しました。
「病院では記憶力が低下していたり混乱しやすくなった、と言われていました。
そのせいなのか買い物など、これまで何気なくやってきたことがどういうわけかすごく疲れてしまう。
そんななかでどうやってできることを見つけていけばいいのか…自分のことを知って無理せずに過ごしたいです」



高次脳機能障害の程度や症状はご本人が認識しずらい場合もあります。
障害に対する認識を高め、その代償手段を獲得することが大きな課題となります。
Aさんがどんな状況でどんなサポートが必要なのか、より専門的、多面的に考えていくために、これまで入院していた病院や外来リハビリテーションの担当者など医療面での協力が必要であると考えられます。
このような場合はAさんに同意を得て、関係機関に連絡をしていきます。


もうひとつ、私が大切にしていること。
Aさんの望む生活を叶えるため、その基盤となる現在の生活や健康状態についてお話を聞きます。
(私は看護師なので結構気になってしまいますが、不規則だったとしても心配はしますが怒ったりしませんよ!やりたいことを叶えるための健康だと利用者さんに思ってもらえるよう日々奮闘中です!)
特にAさんの場合ですと、不規則な生活になってしまったと後悔されています。
脳梗塞は再発することが多く、さらに重篤な後遺症が残ってしまうと今以上にAさんの望む生活からは遠ざかってしまいます。
とはいえ、生活習慣は長年の間に身についたものであるためすぐに変えることは難しいのも事実です。
そのため、Aさんにどのくらい変えようという意思があるのか確認し、その程度に応じた対応を考えていきます。




上記のようなやり取りをしながら、Aさんと利用イメージを共有していきます。

今回はここまで。
次回はAさんがコネクトスポットでどんな過ごし方をしていくのか、ご紹介していきたいと思います。

  


2019年11月24日

問題行動と自己肯定

さわいです。問題行動についての考え方を、ぼくなりに解説してみます。

例えば
うちの子どもはずっと家にいる 
よく癇癪を起こす
親にお金をせびる


ちなみに私は24歳頃でしたでしょうか パチンコ屋に入り浸りで 親の財布からお金を失敬することが度々ありました。やれやれ懐かしいです。12年も前ですね。脱線。

さて、こういう問題行動をどうとらえましょうか。 

まずは事実を探りましょう

うちの子どもは「ずっと」家にいる
→ずっとというのは何年間でしょうか?何ヶ月?何日?何時間?
 あるいは、外出は全くしませんか?お仕事をしていない、学校に通っていないという意味?

なぜこんなことをいうかというと、

ずっとというときに、ほんとうは外出できていたり、事実とちょっと違うことを誇張して言いたくなるから。

ネガティブに見える行動は目につくんですよね。
だから、誇張しちゃうし、事実を忘れがちです。


ではポジティブな行動に目を向けてみませんか。

さっきの例を解釈すると
うちの子どもは「ずっと」家にいる
→うちの子どもは半年ほど家にいる。友達と遊びには行かないが、オンラインゲームをしている「らしい」(一人部屋にいるので、本人との会話や部屋からの音で判断)。コンビニなどへは外出している。

できてるところ
◯オンラインゲームをしている
 (集団で対戦などする場合やチャットする場合もあり、社交性があると言えるかも)
◯親と会話できている
◯コンビニに行けている

できてる行動って実は探せばいくらでもあるのです。
ネガティブな行動、問題に見える行動はすぐに目につくし

管理したくなる
注意したくなる
ルールを守らせたくなる

となりがちですが、
 
できてるところから探すって楽しいですよ。

できてるところ探しは問題行動探しよりも幸せだと思いますし。

他人の出来てるところ探しをするってちょっといやらしいかもしれませんが、相手をマイナスに評価して 問題行動探すよりも

できてるところ探すほうが楽しいですし。

もっと言えば

自分の出来てるところ探しを忘れがちな支援者って多いなって思いもます。


僕が疲れてるときの口癖
「おれはだめだ」
「なんてつまらないやつなんだ」

ま、そんなこともないし
周りが心配するからそんなことは言わなくていいんです。

ぼくが一人前の支援者かは分かりませんが、
自分を好きになることをこの数年がんばってきたら
随分周りの人も好きになれました。
そして、自分がいちばん好きです。たぶんね。


でもたまにネガティブな自分が出てくるんです。
それはそれで周りにどう思われてるか分かりませんが
ぼくかわいいなと思ってます。

澤井  


Posted by コネクトスポット at 01:38 │コメントをする・見る(0)発達障がい