2018年05月02日

オンラインゲームをずっと行っているのですが・・。

先日、ひきこもりの家族会に参加させて頂きました。

参加者同士でお互いにテーマを上げて想いや意見を語り合う時間があるのですが、

今回出たのが「オンラインゲーム」についてです。




ひきこもりの状態にある方がオンラインゲームに熱中することはよくあります。

それに対して親御さんの多くはオンラインゲームを体験したことがなく、仕組みも良く分かっていないため不安があると思われました。
また「そんなに面白いものなのか?」と疑問を抱いてしまうことも多いです。

その場で伝えたこととして、
本人がゲームと言う作業に熱心に取り組んでいると言うことは、「意味がある」「目的がある」「何か欲求を満たそうとしている」のではないかと問いかけをしながら、本人のニーズを主体とした見方に視点を変える様にしました。
親御様からは「他の仲間とチームを組んでいる」「強い武器を買おうとしている」「人を回復させる職業に就いている」と言った声を聞くと、
「人と繋がりたい」「強くなりたい」「人のためになりたい」などの本人のニーズを感じましたし、それを実生活で叶えられなかったのをオンラインゲームの中で叶えているのだなと感じました。

なので、安易にオンラインゲームを取り上げてしまうと、本人は居場所や繋がりを失い、危険ですのでやめた方が良いでしょう。
もしも進めるのであれば、本人との関係を大事にながら、他の家族や場合によっては医療機関と一緒に進める必要があることも伝えました。

今回のテーマを通じて、親の思いだけでなく、当事者の思いも同時に大事にしながら、家族全体のあり方を考えて行く大切さを改めて感じました。

コネクトスポットでは、「この状況を何とかしたい」と言う親御さんの想いに対して個別相談に乗りながら今後の方向性について考える個別コンサルティングにも取り組んでいます。お気軽にご相談ください。  


Posted by コネクトスポット at 08:11 │コメントをする・見る(0)ご家族様からの質問