2022年01月29日

2021年 秋冬のインターンシップ体験記①

コネクトスポットでインターンのコーディネーターをしている山下です。
これまでに多くのインターンの学生たちが参加してくれています。
このコーナーでは、学生さんたちのレポートを紹介できればと思っています。





【作業療法学科に通う大学生のKさん】

私は、作業療法学専攻の学生であり、発達障害者でもあります。
当事者として生きながらいろんな人との出会いやお話を見聞きしたりする中で、
福祉にも医療にも繋がっていない人が利用できる何らかの支援の形があってもよいのではという思いを持っていました。

そんな中で、コネクトスポットの存在を知り、
ご利用者さんやスタッフさんたちのお話を聞いてみたいという思いやサポートのお仕事を身近で見て学びたいという思いからインターンシップに参加しました。

インターンシップではご利用者さんとスタッフさんとの関わりの様子が特に印象に残っています。

お話をする時間で話したいこと、思っていること、感じたことなどをお話されているご利用者さんと目線や波長を合わせながら、
丁寧にお話を聞いていこうという思いが感じられるスタッフさんとの雰囲気の中で、一緒に参加した私も安心した気持ちを感じていました。

ご利用者さんが自分の気持ちをスムーズに上手く表現しておられて、
それは、体験したことを振り返り、気持ちに目を向ける機会を持てることや、
思いを聞いて共有する、受け止めるというスタッフさんとの関係性があるからなのかなと思いました。

体験講座に参加したこと、ご利用者さんとお話ができたことも、嬉しかったことの一つです。
作品作りやゲームを楽しむことなど、
ご利用者さん、スタッフさん、私のような初めて参加する人同士でも、
緩やかに場と時間を共有してつながりを持てるのがいいなと感じました。

インターンシップの間、
ご利用者さんが、他のご利用者さんに気配りの気持ちを向けたり自然とサポートしたり、
私にもさりげない気遣いをしてくださることがたくさんありました。

担当スタッフさん、スタッフの皆さんが私自身を見てくださっていると感じ、
引っ込み思案な自分から前に出ようと行動することが出来ました。

私の人との関わりが上手くないところなどが、ご利用者様との間で悪く作用しないように、助けてくださり、温かく見守ってくださりました。

スタッフの皆さんもご利用者さんも、素敵だな、私もこんな人間になりたいと思うところがたくさんありました。

人と関わり、体験し、身体を動かすこと、
それによって心身に動きが生じることも、
ご利用者さんの姿を見て、また私自身の体験としても感じることができたと思います。

ご利用者さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。



レポートは以上です。
Kさんにとって、今回のインターンが
今後の就活や生き方を見つめ直すきっかけになれば嬉しく思います。

引き続きインターンの応募はしていますので、興味がある学生さんはぜひご応募下さい!
NPO法人コネクトスポット
愛知県岡崎市伝馬通二丁目49番地
TEL 0564-73-6388
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Posted by コネクトスポット at 08:28 │コメントをする・見る(0)当事者の言葉インターン生 報告

2020年11月30日

Wさん 卒業インタビュー

コネスポのスタッフ・野村です。

本年11月で、コネスポで1年以上通所にて利用されていたWさんがコネスポを卒業されます。

この1年間、資格試験対策や生活リズムの調整、
仕事における挑戦など多くを経験されてきました。
上手くいったとき、いかなかったとき、共にありました。
その上で、次のステージを自らで選択し、新しい舞台に立とうとしています。

そんなWさんと改めてこれまでの通所利用を振り返りつつ、
インタビューいたしました。
良ければご一読下さい。


Q.なぜ、コネクトスポットを選んだ?
W.主体性を重んじる生活訓練と自立訓練が、私にとってマッチングしていたため。


Q.利用し始める前と後のギャップはあった?あったとしたら、それはどんなものだった?
W.利用開始時のキャリアプランが大きく変わることだと思います。


Q.コネクトスポットを利用して良かったことは?
W 利用して良かった事は、支援者と共にキャリアの構築の為にしっかりと描けること。
 

Q.現在の自分をどう思う?
W 障害者であろうがなかろうが関係なく社会進出への一歩にためらいが無くなったと思います。


Q.利用を検討している人へ一言
W 個性にあった支援がきっちり構築されてるため、新たな自分を見つけるきっかけができると思います。
 また専門の資格を有している支援者なので適切なアドバイスを頂けて大変貴重な時間になると思います。




※この記事の発信にあたって、本人の同意は得ています。


挑戦をし続けているWさんのこれからの活躍が楽しみです。


興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせ下さい!



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Posted by コネクトスポット at 18:00 │コメントをする・見る(0)若者へのメッセージ当事者の言葉

2020年03月26日

"好きなことを仕事をする" のは大切か?

若者働く場づくりに取り組むキャリアコンサルタントの山下です。

先日、コネスポで1年ほど仕事探しのお手伝いをしていたAさんから
「バイトの面接合格しました!来月から仕事です!」
と素敵な報告が届きました。



この1年間、「せっかくなら自分の好きなことを仕事にしたい!」と
雑貨やアパレルなどの販売系のバイトを受けてきました。
しかし、なかなか思うように行かずに、悩む姿も見てきただけに、
今回の報告は私自身もとても嬉しかったです。

そんなAさんと改めてこれまでの就職活動を振り返りつつ、
インタビュー内容を記事にまとめてみました。
良ければご一読下さい。

Qやりたい仕事をした方が良いか?
A誰かに選んでもらったもの、妥協したもの、興味のないものだと、
「まあ、いっか」と続ける気力が持てずに結局すぐに辞めてしまう。
自分が納得して選んだものならば、嫌なことがあっても続けられると思います。

Q就職活動で大事にしてきたことは?
A「どれだけ興味を持てるか?」を大切にしながら
時間をかけて、コネスポの方々と一緒にどんな仕事があるのか調べてみました。
そして可能なら職場に行って、お客さんとしてもお店を眺めるようにしました。
それにより、簡単な雰囲気(どんな人が働いているか?どこに何があるのか?)を
つかめるし、働くことへのシミュレーションになります。

これらを通して「直感だけなのが実感へ変わっていきます」

また仕事が決まるまでの間、ホームセンターでのインターンにも挑戦してみました。
それが良いリハビリになって、お陰で仕事への気持ちが前向きになれたり、
仕事の不安を払拭するきっかけになったと思います。

Q就職活動で苦労したこと、悩んだことは?
A どうしても時間がかかる人はかかる。
面接を受けても決まらない時期は心身にダメージがありました。
そんなときはしばらく休憩しながら切り替えて行きました。

決まらないのは辛いですが妥協はしたくなかったです。
でも時間はかかるし、、、と葛藤の日々でしたね。
自分は家族が自分のペースを尊重してくれたのが良かったです。

Q決まった時の気持ちは?
A 素直に嬉しかったです。
以前、仕事が決まったときは嬉しい反面、「働くのが嫌だな」とアレルギー反応がありましたが、
これからどんなことが始まるのかな?とワクワク感が湧いていました。

Q仕事探しを考えている人に一言
A タイミングはどの年齢でも良い。
周りに縛られずに行動に移して欲しい。
妥協するよりも時間をかける。
遠回りな様だけど 変に焦らない方が良いかなと思います。

"好きなことを仕事にする"のは自分の答えであって、
それが絶対じゃない。
その人それぞれの答えで良いと思います。

※この記事の発信にあたって、本人の同意は得ています。


自分らしい仕事探しを実現したAさんのこれからの活躍が楽しみです。
コネスポでは自分らしく働くきっかけになるお手伝いも提供しています。

興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせ下さい!

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Posted by コネクトスポット at 14:07 │コメントをする・見る(0)若者へのメッセージ当事者の言葉

2019年12月14日

人と違った生き方かもしれないけど自分は自分で良い

学校に行かなかった経験のある方へのサポートをしている山下です。

ちなみに私は小中高とほぼ皆勤で、学校に行かないと言う選択があることに気づけなかったタイプ。
だからこそ、自分とは違う学生生活を選択している彼ら・彼女らの言葉はとても大切に思えていて、いつも私が気づかされるばかりです。

今までにいろいろな出会いの中でよく耳にする声を今回は紹介したいと思います。



「人と違った生き方かもしれないけど、自分は自分で良い」

自分の生き方を信じることって意外と難しいです。
これは以前にうちのスタッフの伊藤も記事に書いています。


また自分を生きることをテーマにした企画をスタッフの中田が開催しています。


人違う生き方を歩む時、誰だって不安があります。
そんな時、その選択を信じてくれる存在が必要です。

コネスポは自分に正直に生きようとする想い私たちは信じて伴走します。
その人しか描けないその人らしい生き方を共に創り上げて行きます。

そして、人生を振り返った時に自分の生きて来た道に自信が持てる様に願っています。

現在、若者の生き方にフォーカスしたこんなイベントも企画中です。
「多様な若者にスポットを当てるデザイン展」
https://npo.connect-spot.net/art-exhibition

気になった方、話を聞いてみたい方、一緒に生き方を考えたい方
お気軽にお問い合わせ下さい。

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2019年12月05日

不登校の親になったからこそ、見えたこと part4

不登校の子を持つ親としての楽しみを見出しつつある話。
コネクトスポットスタッフのまきです。

自分を見つめる、自分と向き合う時間  

今、大変な時。
私は今まで大変といえば、苦しいとか、前が見えないとか、ネガティブな言葉として、大変という言葉を使っていた。
でも、幸運なことに、出会いが今まで思ってきたネガティブな言葉も変化させる。
大変は、大きく変わる時。とても大切な時だから、じっくりゆっくり自分を見つめる。ここを大切に過ごせると、大切なことに気づける。と
教えてくれた人。

余裕がなく、走り続ける日々,そんなときに、時には歩く。と声をかけてくれた人。

うまくいかない時、方法と、前提を見直してみる。とアドバイスしてくれた人。

瞑想したり、空を見たり、走ったりして、空気を感じたり
月や太陽。季節の花を見たり、本を読んだり、音楽を聴いたり
目の前にあるいろんな事を、じっくりしてみながら、自分と向き合って見えてくるものを
探している日々です。

出会いや、聞いた言葉を大切に、感謝の毎日です。


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Posted by コネクトスポット at 23:32 │コメントをする・見る(1)当事者の言葉

2019年11月29日

不登校の親になったからこそ見えたこと part 3

不登校の子を持つ親としての楽しみを見出しつつある話  第三弾
コネクトスポット スタッフのまきです。


今回は、家で何をするの?ということをアドバイス頂いたこと、書籍で参考にしていることを書いてみます。

我が家の場合

ゲーム中心でした。今もそうだと思いますが、心構えは、ずいぶん変化しました。

興味があることから広げる。

ゲーム内の漢字や、わからないことを調べる。ゲームには歴史上の人物が出てきたりします。
その時に、どんなことをした人かを、調べて少し話してみる。
話してみると、自分より色々知っている!なんてことが結構あります。

体幹が弱いので、バランスボールに座りゲームをする。

食事を作る際、余裕があるときは、自分が好きなものを作れたらいいねと好物を一緒に作ってみる。
食材の産地を伝える。

地図を張っておいて、行った場所、話に出た場所、産地を確認する。など


色々なことに関連づけて、ゲームからも学びに繋がれるように

自分が楽しめたらいいなと思います。うまくいく日、いかない日がありますが
。楽しいことを探す模索の日々です。



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Posted by コネクトスポット at 08:32 │コメントをする・見る(0)当事者の言葉

2019年11月21日

不登校の親になったからこそ見えたこと part 2

不登校の子を持つ親としての楽しみを見出しつつある話。 第二弾  
コネクトスポット スタッフのまきです。

今迄に、アドバイス頂いたことや、書籍を読んでやってみて、楽しくなってきたこと、うまくいったことなどを、書いてみます。

1 ありがとうをちりばめる。
  見逃してしまいそうな小さな事にも、ありがとうを言葉で伝える。

2 嬉しい気持ちを足してみる。
   洗濯物たたんでくれて、お母さんうれしいよ
   笑う声が聞こえたら、お母さん嬉しくなるよ

3 固定概念を外してみる  (我が家の場合)
   食事の際、茶碗をかなりリズミカルにたたく。音を楽しんでいると思われる。
   今までなら、茶碗たたくなんてと思いましたが。。。
  
   最近は、いい音出してるね。将来ドラマーになったら、これをエピソードにするよと。我ながら、良く言ったと思う!ちなみに外では、茶     碗はたたかないので、目をつむってみています。
  決して、やってくださいという意味ではないので、無理のない範囲で。

  ある日、子供がお母さん温かいお茶入れたよと、初めて持ってきてくれた。1日だったが。。。嬉しかった。

  うまくいく日ばかりでは勿論ないが。

  こんな実験的な事を、日々試しながら笑える日を増やして行けたらと思う今日この頃。
 
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Posted by コネクトスポット at 23:24 │コメントをする・見る(0)当事者の言葉

2019年11月14日

不登校の子の親になったからこそ、見えたこと

不登校の子をもつ親として楽しみを見出しつつある まきです。

今日は私が親として感じていることを当事者目線で語りたいと思います。

不登校の子どもを持つ親は、楽しめないのか。
不登校の子どもは、楽しめないのか。
答えは両方間違いだ。

私は不登校の子どもを持ってみて、正直悩みました。が、最近は、楽しんでいる。
親も自分のやりたいことをやる。
子どもも、もちろんやりたいことをやる。

やってみて、うまくいったことを私の場合でいくつか書いてみます。

1 若い頃に読み損なった本を読む
2 世間で流行っているシリーズもののDVDを観る
3 学生の時以来、走ってみる
4 今迄、聞いたことの無い歌を聴いてみる
5 子どもと一緒にゲームをやってみる

以上の事をやってみて、日々が楽しくなった。
次は何をしてみようかと目標が出来た。
子どもとゲームを共有出来た。

一番のチャレンジは、ゲームをしてみたことだった。が、結構楽しく、共通の話題が出来た。
時には、方向転換してみてもいいかもしれない。
レールを外れたかもしれないが、レール以外の場所は広くて自由だ。勿論、学校へ行けるにこしたことはない。でも行けないのだ。まだまだ修行中だがいつか、両手放しに、笑い飛ばせる日がくるだろう。悩んだ末の現在だ。
                   
コネスポでは、当事者経験のあるスタッフもいます。
当事者目線(ピアサポート)も大切にしながら、日々の支援や発信もしていますので興味をお持ちになった方はお問い合わせ下さい。


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Posted by コネクトスポット at 22:44 │コメントをする・見る(0)当事者の言葉

2018年10月24日

目隠しをして平均台を渡る様なものですよ。〜当事者からのメッセージ〜

先日、コネクトスポットで就労のサポートをさせて頂いた方が会いに来て下さりました。

就職先でも上手くやれている様で元気そうにされている姿、
本人自身からも「成長した」と実感している言葉

を見聞きできて嬉しく思いました。

その方が、ひきこもり当時の自分について
「目隠しをして平均台を渡る様なものですよ」と教えて頂きました。




「出ておいでよ」と周囲に声を掛けられても、怖くて行ける訳がない。
先のことは真っ暗で見えないし、どんな道が続いているかも分からない。


この表現は家族・支援者の方は胸に刻んで置く必要があるでしょう。

なぜそんな状態から歩き出せたのかについては
信頼できる人に声を掛けてもらえた安心感ですね。
平均台から落ちても大丈夫。フォローしてくれると想定できた。
どうやって歩けば良いかエスコートしてくれた。

とのことでした。

ひきこもりの状態に置かれている方にとって、

関係性を作ること 最初の一歩を踏み出すこと 伴走すること

がいかに大切であるか、そして難しいことか教えてくたと感じます。

コネクトスポットがそこに貢献できたこと、その方のライフストーリーの転機になることができ、事業の必要性を実感します。
引き続き、今後のライフストーリーが見えずに立ちすくんでいる方へ繋がりを届けて行きます!

※こちらの記事はインタビューした当事者より許可を頂いて掲載しています。  


Posted by コネクトスポット at 07:01 │コメントをする・見る(0)当事者の言葉