2019年11月27日

そんなあなたへ届けたい、様々な利用のかたち~高次脳機能障害のあるAさん~②

こんにちは。スタッフの中田です。

今回は

の続き、Aさんとどのようにありたい姿を描いていくのかについてご紹介します。

Aさんとお話を進めていくうえで大事にしているのが、
なぜコネクトスポットに相談しに来てくださったのか
ここに来ることでどうなりたいのか?ということです。

これはAさんに限らずですが、私たちは“問題”を解決するのではなく、ご本人のありたい姿を叶えるためにコネクトスポットを利用していただきたいという思いがあるからです。


例えば・・・
Aさんは工事現場で作業員として昼夜を問わずに働いていた結果、不規則な生活になっていたといいました。
病気をきっかけに自分の人生を見直したい。落ち着いた生活をしながら、今の自分にできること、やりたいことを探したい。
とお話されたとしましょう。

Aさんのいう”落ち着いた生活”とは何か、詳しく聞きながら今どこまでそれに近づいているのか、どんなサポートがあればより近づくのか、コネクトスポットにできることは何かを共に考えます。


病気になってから以前の自分でないような感覚がある、とAさんは話しました。
「病院では記憶力が低下していたり混乱しやすくなった、と言われていました。
そのせいなのか買い物など、これまで何気なくやってきたことがどういうわけかすごく疲れてしまう。
そんななかでどうやってできることを見つけていけばいいのか…自分のことを知って無理せずに過ごしたいです」



高次脳機能障害の程度や症状はご本人が認識しずらい場合もあります。
障害に対する認識を高め、その代償手段を獲得することが大きな課題となります。
Aさんがどんな状況でどんなサポートが必要なのか、より専門的、多面的に考えていくために、これまで入院していた病院や外来リハビリテーションの担当者など医療面での協力が必要であると考えられます。
このような場合はAさんに同意を得て、関係機関に連絡をしていきます。


もうひとつ、私が大切にしていること。
Aさんの望む生活を叶えるため、その基盤となる現在の生活や健康状態についてお話を聞きます。
(私は看護師なので結構気になってしまいますが、不規則だったとしても心配はしますが怒ったりしませんよ!やりたいことを叶えるための健康だと利用者さんに思ってもらえるよう日々奮闘中です!)
特にAさんの場合ですと、不規則な生活になってしまったと後悔されています。
脳梗塞は再発することが多く、さらに重篤な後遺症が残ってしまうと今以上にAさんの望む生活からは遠ざかってしまいます。
とはいえ、生活習慣は長年の間に身についたものであるためすぐに変えることは難しいのも事実です。
そのため、Aさんにどのくらい変えようという意思があるのか確認し、その程度に応じた対応を考えていきます。




上記のようなやり取りをしながら、Aさんと利用イメージを共有していきます。

今回はここまで。
次回はAさんがコネクトスポットでどんな過ごし方をしていくのか、ご紹介していきたいと思います。

  


Posted by コネクトスポット at 02:04 │コメントをする・見る(0)専門的ノウハウ事例・実績

2019年11月17日

初回相談では何を聞かれるの?③ ~時間の使い方から暮らしを見つめ直す~

精神障害・発達障害など見えない障害を専門にする作業療法士の山下です。

これまで、実際にコネスポに問い合わせ➡︎初回相談(無料)ではどんなことを話すのか紹介して来ました。






今回、追加でお伝えしたいのは"時間の使い方"と言う視点です。


これは本人もしくは家族から現状を変える方法を教えて欲しいと言う場面で情報共有します。

よく家族からは「どんな言葉をかければ本人が動きますか?」と質問がありますが、
コネスポでは、言葉の使い方ではなく、「時間(さらに言えば空間と人間を加えた三間)」の使い方を見つめ直していきます。

例えば家族からは
「ずっと1日中、何もせずに過ごしています。家の手伝いなど何かさせた方が良いのか?」

もしくは本人からも
「無意味な時間を過ごしている気がする。何かやった方が良いのか?」

などの言葉があった場合、
三間表を作成します。
これも"つながりマップ"と同様に共同作業で作成していきます。



何か生活を変えるには
・余白の"時間"
・何かを行う"空間"
・それを行う"人間"
が相互に影響しています。

三間表を書いて行くと、
「ここの隙間時間をなんとかしたいなー。」
「リビングが意外と落ち着く空間なのかも。」
「夕食は家族が顔を合わせる時間だから大切にしたいね。」

と大切にしていること、こだわりが見えて来ます。
ここを私たちスタッフとの対話を通して掘り下げて行って、現実的に実現可能なプランを立てて行きます。

その後の具体的なサポートとして、
・日中の空いた時間を上手く活用するための"通所サポート"
・自宅での時間の使い方を上手く活用するための"訪問サポート"

提案して本人が希望する暮らしをかなえるために伴走して行きます。


興味を持たれた方、知り合いに紹介してみたいと思った方、お気軽にお問い合わせ下さい。


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2019年11月10日

初回相談では何を聞かれるの?② ~つながりマップを描く~

岡崎市で「自分らしい暮らしをつくる」コネククトスポットの山下です。

コネクトスポットでは初回の面談をとても大切にしていること、そこでゴールを描くことを大切にしていることを以前のブログで紹介しました。


今回はゴールに向かって行くにあたって、現状を共有する際に行なっていることを紹介します。
それは「つながりマップ」を"一緒に"つくることです。

作成例


これにより、当事者、および過程全体が地域と
・どんな繋がりを持っているのか?
・どんな頻度で繋がっているのか?
・いつから繋がっているのか?

を整理することができます。
それを基に、
・どこと繋がるのに困っているのか?
・どんな繋がりを持ちたいのか?
と言ったゴールを視覚的に共有することができるので、
相談者からも
「話していることがまとまって来てスッキリしますね」
「見える形になるので、話がしやすいですし、どうすれば良いか全体的に考えることできて良いですね」
とご意見を頂けています。

この時に私たちが大切にしている姿勢は、"一緒につくること"
よく相談で情報収集の際に、「事情聴取」の様に情報を聞き出すだけ聞き取ろうとしてしまう危険性があります。


コネスポでは対面ではなく、横並びで話を聞く形


またなるべく、聞いた情報を書き出す様にして一緒に情報共有をすることでフラットな関係づくりを意識しています。

相談者としては、とても繊細な相談をされています。
それに対しては私たちとしては、
なるべく話しやすい雰囲気、話して良かったと思ってもらえる雰囲気づくりを心がけたいと思います。

もしも相談してみようかな、知り合いに紹介してみようと思った方はぜひご参考にして下さい。
コネクトスポットは、自分らしい暮らしを希望する皆さんからの相談をお待ちしています。

NPO法人コネクトスポット
TEL 0564-73-6388
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2019年11月05日

初回相談では何を聞かれるの?① ~ゴールを描く~




コネクトスポットでは、不登校・ひきこもり・発達障害など様々な相談が寄せられます。

そんな時、私たちは「一度、詳しくお話を伺いたいのでお越し下さい」とお伝えして
1時間程度の個別面談をさせて頂いています。

今回は相談面談時にどんな姿勢で向き合っているかをお伝えしたいと思います。

相談の場面だと、多く方が
「人と話すが嫌だ」
「朝、起きるとだるい」
「どんな仕事が向いているかが分からない」

と言った課題(できないこと、嫌になっていること)を話す場面が見られます。

そんな言葉に対して、
「本当はどうなりたいのか?」
「その問題が起きていなかったら何をやりたいのか?」
「今まで大切にして来た想いは何か?」

と言ったニーズ(希望や欲求)を探り、ゴールや目標を一緒に考えて、それを叶えるにあたってのバリアになっているかを確認して行きます。
そしてコネクトスポットの役割や必要なサポート内容を組み立てて行きます。

相談を通して、すぐに問題が全てなくなる訳ではないです。
ただゴールを一緒に描くことで希望が持てたり、周囲の方々も応援してくれる様になります。

相談後には
「これからどうすれば良いか道筋が見えた」
「八方ふさがりだと思ったけど、見方を変えることができた」
とありがたい意見を頂いています。

興味を持たれた方、下記よりお気軽にお問い合わせ下さい。
コネクトスポットは、皆様のゴールを共に描けるのを楽しみにしています。


「自分らしい暮らしをつくる」
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