2019年12月14日

人と違った生き方かもしれないけど自分は自分で良い

学校に行かなかった経験のある方へのサポートをしている山下です。

ちなみに私は小中高とほぼ皆勤で、学校に行かないと言う選択があることに気づけなかったタイプ。
だからこそ、自分とは違う学生生活を選択している彼ら・彼女らの言葉はとても大切に思えていて、いつも私が気づかされるばかりです。

今までにいろいろな出会いの中でよく耳にする声を今回は紹介したいと思います。



「人と違った生き方かもしれないけど、自分は自分で良い」

自分の生き方を信じることって意外と難しいです。
これは以前にうちのスタッフの伊藤も記事に書いています。


また自分を生きることをテーマにした企画をスタッフの中田が開催しています。


人違う生き方を歩む時、誰だって不安があります。
そんな時、その選択を信じてくれる存在が必要です。

コネスポは自分に正直に生きようとする想い私たちは信じて伴走します。
その人しか描けないその人らしい生き方を共に創り上げて行きます。

そして、人生を振り返った時に自分の生きて来た道に自信が持てる様に願っています。

現在、若者の生き方にフォーカスしたこんなイベントも企画中です。
「多様な若者にスポットを当てるデザイン展」
https://npo.connect-spot.net/art-exhibition

気になった方、話を聞いてみたい方、一緒に生き方を考えたい方
お気軽にお問い合わせ下さい。

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2018年08月09日

無理に関わらず、放っておけば良いのでしょうか?

ご家族からの相談を受けた際、
「家族として、どの様に関われば良いのか?」
と多くの方が語られ、悩まれています。




この言葉に込めた想いには
・将来への不安・心配
・このままではいけないと言う焦り
・何をやっても無駄かなと言う諦め
・自身への無力感
など

どちらかと言えば前向きではないものが含まれていることが多いです。
熱心で子ども想いの親御様ほど、その傾向が見られます。

不登校・ひきこもりのお子様へいろいろ手を尽くした結果、
「放っておけば良いのでしょうか?(自分にできることはないのでしょうか?)」
と自身が今まで努力してきたこと(尽くしてきたこと)と反対のことをする想いに繋がることもあります。

その様なお話に対して、コネクトスポット として大切にしていることとして、
・今までの熱心な想いがあったから今に繋がっている(今まで行って来たことは無駄ではない)
・親御様の関わりを変える(止める)と言うよりは、お子さんとの「向き合い方(距離感)」を見つめ直す。
・親御様(お母様であることが多い)だからできる役割を考える。全てを担う必要はない。

と言った視点から一緒に振り返りをさせて頂くことが多いです。

親が変わる訳でも、子どもを変える訳でもなく、
家族や地域と言った全体まで広げた調和の中で 
これまで過ごして来た時間とこれから過ごしたい時間を考える中で 
無理に答えを探すのではなく、その家族らしい選択(今後の道筋)を紡ぎ出して行くことを

伴走しながら共に考えて行きたいと思っています。

コネクトスポットの初回のヒアリングでは、1つの例として上記の様なことをお話させて頂いております。
初回ヒアリングは無料です。また初回相談で悩みが解消される方も多いです。

まずはお気軽にご連絡下さい。また周囲に困っている方がいれば、手を差し伸べてもらえればと思います。

コネクトスポット
TEL 090-2944-6574
MAIL info@connect-spot.net

  


2018年03月16日

「どこに相談に行けば良いですか?」




ひきこもりの課題と向き合う時の難しさとして、当事者自身が助けを外部に求めることが難しいことがあげられます。

そのため、当事者の家族が助けを求めることからサポートが始まって行きます。
その際にご家族から

「どこに相談に行けば良いですか?」

と言う質問をよく受けます。

その答えとしては「ご希望や状況によって決まります」と言うことになります。

具体的に岡崎市で言えば
「ひきこもり」の総合的な公的窓口は、保健所になります。

「病気」と言うことで治療(薬や心理療・作業療法など)が必要であれば、医療機関になります。
※成人であれば精神科が子どもならば児童精神科が紹介されることが多いです。

「障害」と言うことで生活・就労支援(福祉サービス)が必要であれば、障害者機関相談支援センター(各地区に設置)になります。

「不登校」と言うことで小中学生で登校復帰の支援が必要であれば、教育相談センターになります。

「ニート」と言うことで就職活動をするならば若者サポートステーションになります。

家族の相談と言うことであれば、NPO団体が行っている家族会になります。

上記の様に、「どこかに所属すること」をしないと、「ひきこもり」と言うことだけではなかなか制度を利用することができない現状があります。

大事なのは、ご本人とご家族のニーズ(何を必要としているか?)です。
それに寄り添って、必要な制度を利用して行くと言うことをコネクトスポットは大切にしています。

また各機関に足を運んで顔の見えるネットワーク作りに取り組んでいます。もしも紹介先の機関に行くことを躊躇してしまうと言うことであれば、事前に電話で紹介しておくだけでもかなりハードルが下がりますし、初回は同行サポートすることへの対応も考えています。

どうぞお気軽にご相談ください。



  


2018年03月09日

家族の時間を持つこと

前回のブログで昼夜逆転について取り上げました。

昼夜逆転によるご家族さんの不安について伺うと、

1つは「不健康になるのでは?」と言う、
早寝早起き=健康 と言う意識が強い方が多いです。これを理由に関わると「朝起きるのが常識だ!」「夜更かしは体に悪いぞ!」
と言ったこちらの固定観念から指導的な関わりになってしまいます。

また「近所迷惑になるのではないか?」
と言う周囲を気にする発言も見られますが、これを理由に関わると「他の人に恥ずかしいから止めて!」と相手を責める関わりになります。

昼夜逆転してしまう理由は様々ですが、すぐに不健康に至ることはありません。
親御さんたちも子どもの頃や若い頃夜通し遊ぶ経験をされた方も多いと思います。

ゲームなどで騒音になってしまう場合はゲーム自体を止めさせるのではなく、ヘッドホンにするなど環境を調整してあげた方が良いでしょう。
その時にも相手を責めるよりは、自分たちが困っていると言う想いで伝えた方がケンカになりにくいです。


コネクトスポット昼夜逆転によって起こる大きなリスクは「家族とのすれ違い」だと考えています。

今は共働きの核家族の家庭が増えていてるので、昼夜逆転してしまうと、朝食や夕食を一緒にとれず、顔を合わせないまま1日を終えてしまう日も出て来てしまいます。

そうなって来ると、ますます親子同士が互いに何を思っているのか分からなくなり、関わりを持とうにもエネルギーが必要になるので、お互いに避けてしまうと言う悪循環に陥ってしまいます。

昼夜逆転してしまっても朝ご飯や夕食など決まったタイミングでは声を掛けて一緒に食べることを習慣化するなどして、家族がなるべく自然に場を共有する時間を持てる様に家庭環境を整えて行くことが大切になります。

  


Posted by コネクトスポット at 12:54 │コメントをする・見る(0)ひきこもりについて

2018年03月03日

岡崎市における ひきこもり・不登校の現状

H22年の内閣府の調査で

15~39歳のひきこもりの方は69.6万人(1.79%) 

岡崎市に換算すると2300人と推定


教育委員会からの岡崎市における不登校生徒の報告としては

小学生68人(0.3%)

中学生348人(3%)

高校生128人(1.13%)※愛知県調査からの推定値


不登校の家族会の参加者からは、「もっといるはず!」と言う声も聞かれ、支援を必要とされている方は多いと感じています。

ただ、支援を必要としていても表に出て来ない、出て来れないために社会との繋がりを持てずに課題解決が困難になってしまうことも多いです。

この現状に対してコネクトスポットでは地域で開催されている家族会など「地域との繋がり」を手立てに支援を届けています。

公的な所へ相談に行けないご家族さんも親しい友人や同じ境遇のお母さんには相談していることがあります。

実際にコネクトスポットへ相談の連絡を頂くのも「知り合いのお母さんから聞いて…」と言うことが多いです。

不登校・ひきこもり問題に限らず、地域との繋がりが薄くなったことで起きている社会課題は多いです。

逆に言えばこうした社会課題の解決には「地域との繋がり」が大切であると考え、コネクトスポットでは家族会と積極的に関わりを持っています。
  


Posted by コネクトスポット at 09:00 │コメントをする・見る(0)ひきこもりについて