2020年12月28日

2020年秋・冬のインターンシップ体験記③

コネクトスポットでインターンのコーディネーターをしている山下です。
このコーナーでは、インターンに来られた学生さんたちのレポートを紹介できればと思っています。

【デザイン部に通う大学3年生Gさん】
私はデザイン学科に通う大学生です。

自身の不登校の経験から不登校や子供に関する支援に興味があり、
自分が今まで勉強してきたデザインの力を福祉の中でどう活かせるのか
実際の支援の場を体験して考えや視野を広げたいと思い、
参加させていただきました。

1日目は講座を通して利用者さんと沢山のコミュニケーションをとりました。

そこで職員さんから「距離感が近いと感じた」と言われ、
時には一線を引いたコミュニケーションが必要なことがある事に気づきました。

自分がした行動によって相手も同じような行動をさせてしまい、
自分の行動が良くも悪くも相手に影響を与えることに気づき、勉強になりました。
「自分がとった行動を説明できるように」という言葉をいただき、
ただ沢山のコミュニケーションを取ればいいのではないと考えさせられ、胸に深く刻まれました。

2.3日目はIllustratorが使えるので、
講座チラシのリメイクをさせてもらえる事になり、
その講座に参加し、終わった後の感想を参加した利用者さんと共有しながら作りました

その際にこのチラシが今後どういう効果を得るのか、
誰に見てもらいたいのか、
担当の講師の使いやすさなどを意識しながら作った事で、
利用者さんと直接的な関わりを持って支援をするやり方ではなく、
間接的に関わり利用者さんと、働くスタッフさんの生活をより良くする支援のやり方が自分には合っていると気づくことができました。

支援がしたいという理由で、直接的に関わる福祉の世界に飛び込むのではなく、
自分の持つ能力を最大限に発揮できる立場で支援をするのが、
私にしかできないやり方で大切な事だと気づき、
今後の就活や生き方を見直すきっかけになった3日間になりました。

福祉の現場で沢山出てきた答えのない問題を一緒に解決できるデザイナーになれるように頑張ります。

職員の皆様、利用者の皆様、ありがとうございました。




レポートは以上です。
Fさんにとって、今回のインターンが
今後の学校での学びや生き方を見つめ直すきっかけになれば嬉しく思います。

引き続きインターンの応募はしていますので、興味がある学生さんはぜひご応募下さい!
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愛知県岡崎市伝馬通二丁目49番地
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Posted by コネクトスポット at 08:01 │コメントをする・見る(0)不登校についてインターン生 報告

2020年01月07日

不登校の気持ち

不登校経験がある伊藤です。
今回は私の体験したこと、気持ちを書こうと思います。

私は中学3年の時にいじめに遭いました。
学校に行くのが辛くなり、仮病を使って学校を休むようになりました。

母は何も言わなかったですが、学校に行けない日々が続き、
だんだん母に申し訳ない気持ちになりました。

中学生は自立心が芽生えたり思春期の時です。
親に何でも話すというより、自分の問題を自分でなんとかしなければと思う時期でもあります。

母には言えない。
嘘をついて休む罪悪感。
本当は学校に行かなければならないのに休んでいるという罪悪感。
母に迷惑をかけてごめんなさいという気持ち。

朝が一番しんどい時間です。
母親の今日は行ける?という無言の声が聞こえてきそうで、
どうやって休もうか、無事に休めるかがかかっています。

学校に行きたくないという思いから、お腹がいたくなったり、身体がとても重かったり、
朝が体も心もしんどい時。

昼から夕方にかけては、休めた安心感で少し元気になり、心の楽な時。
夕方から夜にかけては、また翌日のことを考えなければならないので苦しくなります。

一日外にも出ず何もしていないので、睡眠バランスも崩れていきました。
夜中に目が覚め、暗い静かな家の中で包丁を持ち出し、
このまま死んでしまおうかなと思ったこともありました。

どこにも心の居場所がなく、心から安心できる人や場所もありませんでした。

ネットや携帯もなくしゃべる相手はいません。

平日に外に出ると近所の人に何か言われると思ったり、
世間の目が気になって、学校の時間は外にでることもできない。

どんどん孤立し孤独になり、
自分は存在しているのか?存在していてもいいのか?
そんなことを考えていました。

いじめは被害者が悪いけわけではないのに、
私は自分が悪かったと自分をとことん責め追い詰めていきました。

自己肯定感や自尊心も奪われていきました。

不登校になると、自分を責める子が本当に多く、
自分で自分を否定する感情もかなりの子が経験しています。

自分の心を守る為に不登校になったのに。
不登校になったことで自分の心がより蝕まれていく。
本当に悲しいです。

現在私はこの経験を生かし
コネクトスポットでも、他の場所でもさまざまな活動をしています。

不登校経験があったからこそ、悩んでる子たちの気持ちに寄り添うことができる。
この経験をして良かった。
不登校の経験が、今の私の力となり財産になっています。

私のように一人で悩む子どもが減り、
その子たちの居場所となる人や場所が増えていくことが心から願っています。


  


Posted by コネクトスポット at 11:56 │コメントをする・見る(0)不登校について

2019年12月14日

人と違った生き方かもしれないけど自分は自分で良い

学校に行かなかった経験のある方へのサポートをしている山下です。

ちなみに私は小中高とほぼ皆勤で、学校に行かないと言う選択があることに気づけなかったタイプ。
だからこそ、自分とは違う学生生活を選択している彼ら・彼女らの言葉はとても大切に思えていて、いつも私が気づかされるばかりです。

今までにいろいろな出会いの中でよく耳にする声を今回は紹介したいと思います。



「人と違った生き方かもしれないけど、自分は自分で良い」

自分の生き方を信じることって意外と難しいです。
これは以前にうちのスタッフの伊藤も記事に書いています。


また自分を生きることをテーマにした企画をスタッフの中田が開催しています。


人違う生き方を歩む時、誰だって不安があります。
そんな時、その選択を信じてくれる存在が必要です。

コネスポは自分に正直に生きようとする想い私たちは信じて伴走します。
その人しか描けないその人らしい生き方を共に創り上げて行きます。

そして、人生を振り返った時に自分の生きて来た道に自信が持てる様に願っています。

現在、若者の生き方にフォーカスしたこんなイベントも企画中です。
「多様な若者にスポットを当てるデザイン展」
https://npo.connect-spot.net/art-exhibition

気になった方、話を聞いてみたい方、一緒に生き方を考えたい方
お気軽にお問い合わせ下さい。

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2019年11月29日

不登校の親になったからこそ見えたこと part 3

不登校の子を持つ親としての楽しみを見出しつつある話  第三弾
コネクトスポット スタッフのまきです。


今回は、家で何をするの?ということをアドバイス頂いたこと、書籍で参考にしていることを書いてみます。

我が家の場合

ゲーム中心でした。今もそうだと思いますが、心構えは、ずいぶん変化しました。

興味があることから広げる。

ゲーム内の漢字や、わからないことを調べる。ゲームには歴史上の人物が出てきたりします。
その時に、どんなことをした人かを、調べて少し話してみる。
話してみると、自分より色々知っている!なんてことが結構あります。

体幹が弱いので、バランスボールに座りゲームをする。

食事を作る際、余裕があるときは、自分が好きなものを作れたらいいねと好物を一緒に作ってみる。
食材の産地を伝える。

地図を張っておいて、行った場所、話に出た場所、産地を確認する。など


色々なことに関連づけて、ゲームからも学びに繋がれるように

自分が楽しめたらいいなと思います。うまくいく日、いかない日がありますが
。楽しいことを探す模索の日々です。



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Posted by コネクトスポット at 08:32 │コメントをする・見る(0)不登校について当事者の言葉

2019年11月21日

不登校の親になったからこそ見えたこと part 2

不登校の子を持つ親としての楽しみを見出しつつある話。 第二弾  
コネクトスポット スタッフのまきです。

今迄に、アドバイス頂いたことや、書籍を読んでやってみて、楽しくなってきたこと、うまくいったことなどを、書いてみます。

1 ありがとうをちりばめる。
  見逃してしまいそうな小さな事にも、ありがとうを言葉で伝える。

2 嬉しい気持ちを足してみる。
   洗濯物たたんでくれて、お母さんうれしいよ
   笑う声が聞こえたら、お母さん嬉しくなるよ

3 固定概念を外してみる  (我が家の場合)
   食事の際、茶碗をかなりリズミカルにたたく。音を楽しんでいると思われる。
   今までなら、茶碗たたくなんてと思いましたが。。。
  
   最近は、いい音出してるね。将来ドラマーになったら、これをエピソードにするよと。我ながら、良く言ったと思う!ちなみに外では、茶     碗はたたかないので、目をつむってみています。
  決して、やってくださいという意味ではないので、無理のない範囲で。

  ある日、子供がお母さん温かいお茶入れたよと、初めて持ってきてくれた。1日だったが。。。嬉しかった。

  うまくいく日ばかりでは勿論ないが。

  こんな実験的な事を、日々試しながら笑える日を増やして行けたらと思う今日この頃。
 
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Posted by コネクトスポット at 23:24 │コメントをする・見る(0)不登校について当事者の言葉

2019年11月14日

不登校の子の親になったからこそ、見えたこと

不登校の子をもつ親として楽しみを見出しつつある まきです。

今日は私が親として感じていることを当事者目線で語りたいと思います。

不登校の子どもを持つ親は、楽しめないのか。
不登校の子どもは、楽しめないのか。
答えは両方間違いだ。

私は不登校の子どもを持ってみて、正直悩みました。が、最近は、楽しんでいる。
親も自分のやりたいことをやる。
子どもも、もちろんやりたいことをやる。

やってみて、うまくいったことを私の場合でいくつか書いてみます。

1 若い頃に読み損なった本を読む
2 世間で流行っているシリーズもののDVDを観る
3 学生の時以来、走ってみる
4 今迄、聞いたことの無い歌を聴いてみる
5 子どもと一緒にゲームをやってみる

以上の事をやってみて、日々が楽しくなった。
次は何をしてみようかと目標が出来た。
子どもとゲームを共有出来た。

一番のチャレンジは、ゲームをしてみたことだった。が、結構楽しく、共通の話題が出来た。
時には、方向転換してみてもいいかもしれない。
レールを外れたかもしれないが、レール以外の場所は広くて自由だ。勿論、学校へ行けるにこしたことはない。でも行けないのだ。まだまだ修行中だがいつか、両手放しに、笑い飛ばせる日がくるだろう。悩んだ末の現在だ。
                   
コネスポでは、当事者経験のあるスタッフもいます。
当事者目線(ピアサポート)も大切にしながら、日々の支援や発信もしていますので興味をお持ちになった方はお問い合わせ下さい。


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Posted by コネクトスポット at 22:44 │コメントをする・見る(0)不登校について当事者の言葉

2019年11月11日

不登校の種類と対応

不登校訪問カウンセラーの伊藤です。
今回は不登校の種類と対応について書きたいと思います。

私自身いじめ・不登校経験があり、
現在コネクトと別の活動として不登校の子のフリースペース運営もしています。

不登校にはさまざまな種類があり、原因もさまざまです。

①学校に行きたくない。
②学校に行けない。
③学校が自分に必要ではないと感じ、学校に行かない選択をした。

①は何らかの原因があり、学校に行くのがしんどくなったケース。
・いじめ
・先生からの言葉
・友達関係
・集団生活が苦手
・勉強が苦手

さまざまな理由がある為、原因を解決してあげたり、
その子に合わせた工夫ができれば学校に戻れる場合もあります。

②は学校に(行きたくても)行けないケース。
・特に理由はないけど行けない
・朝になると体調が悪くなる

こういった場合、学校に対して本人も気づかない何か根深いものがあるのか、
本当に理由はないのかわからないので注意が必要です。
朝になると体調が悪くなるといったケースは心の不安が体に出てる場合も多いので、
心からの場合、まずは心のケアを優先する必要があります。

午後から体調が回復するなどがあり原因が体調のみであれば、
学校と相談し午後からだけでも登校するようにしてもいいと思います。

③は学校に行く理由がわからない、なんで行かなければいけないのかわからないといったケース
このケースは学校に意味を感じていない為、無理やり学校に行かせるのは本人の苦痛になってしまいます。
自分に合った過ごし方やフリースクールなどに通うのも一つの選択です。

このように不登校にはさまざまなケースがあります。
不登校の背景に、家庭の問題や発達障害が隠れていることもあります。

お子さんが不登校になった時、親御さんに気を付けてほしいこと。

お子さんを責めないでほしい。
無理やり行かせようとしないでほしい。

「なんで学校にいけないの!?」
「学校に行きなさい!!」

学校に突然行けなくなるのではなく、行けなくなる前には子どもなりの葛藤があるはずです。

頑張ってちょっと無理して学校に行っていた子が、
不登校になった時、子どもの心は疲れきっています。

子ども自身も、なんで行けないんだろうと悩んで自分を責めてしまっている子もいます。

そんな時、親からさらに追い詰める言葉をかけられたら、
子どもの心は壊れてしまいます。

まずは今の状態のお子さんを受け入れてあげてほしい。
そして、子どもの心の声に耳を傾けてあげてほしい。
無理やり聞くことはしないでください。
自然と話すまで待ってあげてほしい。

学校に行き場をなくした子どもたちにとって、
残った居場所は自宅と親御さんしかありません。

家にも学校にも居場所がない。
一人で苦しんで命を絶とうとする子もいます。

だからこそ親御さんが味方となり、自宅が安心して過ごせる場所であってほしいのです。

学校がムリでも選択肢はたくさんあります。
フリースクール、フリースペース、子どもの居場所、、、
各地域でさまざまな取り組みも広がっています。

でも、そんな選択肢があることを子ども達は知りません。
学校に行けなくなったら、自分は終わりだと思ってる子も少なくありません。

子どもの人生にとって大切なことは何か。
学校に行くこと。がすべてではありません。

ほとんどの親御さんの願いは幸せを感じ生きていてくれることではないでしょうか?

子どもの命、そして心を守る。
大切にして欲しいなと思います。

親御さんも子どもが不登校になったら悩むのは当たり前。
不登校について相談できる場所や、親の会などもあります。
親御さんの心の余裕が子どもの安定にも繋がっていくのだと思います。
  


Posted by コネクトスポット at 22:00 │コメントをする・見る(0)不登校について専門的ノウハウ

2018年08月09日

無理に関わらず、放っておけば良いのでしょうか?

ご家族からの相談を受けた際、
「家族として、どの様に関われば良いのか?」
と多くの方が語られ、悩まれています。




この言葉に込めた想いには
・将来への不安・心配
・このままではいけないと言う焦り
・何をやっても無駄かなと言う諦め
・自身への無力感
など

どちらかと言えば前向きではないものが含まれていることが多いです。
熱心で子ども想いの親御様ほど、その傾向が見られます。

不登校・ひきこもりのお子様へいろいろ手を尽くした結果、
「放っておけば良いのでしょうか?(自分にできることはないのでしょうか?)」
と自身が今まで努力してきたこと(尽くしてきたこと)と反対のことをする想いに繋がることもあります。

その様なお話に対して、コネクトスポット として大切にしていることとして、
・今までの熱心な想いがあったから今に繋がっている(今まで行って来たことは無駄ではない)
・親御様の関わりを変える(止める)と言うよりは、お子さんとの「向き合い方(距離感)」を見つめ直す。
・親御様(お母様であることが多い)だからできる役割を考える。全てを担う必要はない。

と言った視点から一緒に振り返りをさせて頂くことが多いです。

親が変わる訳でも、子どもを変える訳でもなく、
家族や地域と言った全体まで広げた調和の中で 
これまで過ごして来た時間とこれから過ごしたい時間を考える中で 
無理に答えを探すのではなく、その家族らしい選択(今後の道筋)を紡ぎ出して行くことを

伴走しながら共に考えて行きたいと思っています。

コネクトスポットの初回のヒアリングでは、1つの例として上記の様なことをお話させて頂いております。
初回ヒアリングは無料です。また初回相談で悩みが解消される方も多いです。

まずはお気軽にご連絡下さい。また周囲に困っている方がいれば、手を差し伸べてもらえればと思います。

コネクトスポット
TEL 090-2944-6574
MAIL info@connect-spot.net

  


Posted by コネクトスポット at 08:01 │コメントをする・見る(0)不登校についてご家族様からの質問

2018年06月12日

連携機関紹介―民間の学習塾―

コネクトスポットの活動に興味を持って、声を掛けて下さった学習塾さんの紹介です。

「個別指導塾アプローチ」さん



特徴は内装です。



1人1台パソコンと机が置いてあり、一見するとオフィスです。
ここでは先生から授業や指導を受けるのではなく、パソコンのソフトを用いてそれぞれのペースで勉強するスタイルになっています。

実際にソフトを体験しました。


通常の勉強と言うとどうしても、
教科書などの文字を「読む」
計算問題、漢字など「書く」
がメインですが、これは理解力と意欲があれば良いですが、そうでない場合は難しいでしょう。

アプローチさんは
画面の映像を「見る」
様々なキャラクターたちの声を「聞く」と言った形なので、
勉強すると言うハードルを下げる効果がありそうだと感じました。

またパソコンが相手なので、よく言われる
「先生との相性」「先生の当たりはずれ」
みたいなストレスもないです。


コネクトスポットが関わっている不登校や発達障害をお持ちのお子さんが勉強に興味を持つ1つの手段として有効だと感じました。

また通常の塾だと、放課後の時間である16:00以降の営業ですが、
不登校の子たちに対応してその前の時間でも個別対応可能
とのことでした。これはありがたいですね。

「これから勉強を始めたい。けど、学校に行くのは人が居て難しいから教えて欲しい。」

と言う声に対する選択肢として繋げて行ければと思いました。

コネクトスポットは不登校のお子さんに対して、公的機関(学校の担任の先生、教育委員会など)、医療機関だけでなく、
不登校への理解のある民間の事業所とも連携して、
「地域で子ども・若者を育てる」ことの実現を目指しています。  


Posted by コネクトスポット at 09:01 │コメントをする・見る(0)不登校について連携機関紹介

2018年03月09日

家族の時間を持つこと

前回のブログで昼夜逆転について取り上げました。

昼夜逆転によるご家族さんの不安について伺うと、

1つは「不健康になるのでは?」と言う、
早寝早起き=健康 と言う意識が強い方が多いです。これを理由に関わると「朝起きるのが常識だ!」「夜更かしは体に悪いぞ!」
と言ったこちらの固定観念から指導的な関わりになってしまいます。

また「近所迷惑になるのではないか?」
と言う周囲を気にする発言も見られますが、これを理由に関わると「他の人に恥ずかしいから止めて!」と相手を責める関わりになります。

昼夜逆転してしまう理由は様々ですが、すぐに不健康に至ることはありません。
親御さんたちも子どもの頃や若い頃夜通し遊ぶ経験をされた方も多いと思います。

ゲームなどで騒音になってしまう場合はゲーム自体を止めさせるのではなく、ヘッドホンにするなど環境を調整してあげた方が良いでしょう。
その時にも相手を責めるよりは、自分たちが困っていると言う想いで伝えた方がケンカになりにくいです。


コネクトスポット昼夜逆転によって起こる大きなリスクは「家族とのすれ違い」だと考えています。

今は共働きの核家族の家庭が増えていてるので、昼夜逆転してしまうと、朝食や夕食を一緒にとれず、顔を合わせないまま1日を終えてしまう日も出て来てしまいます。

そうなって来ると、ますます親子同士が互いに何を思っているのか分からなくなり、関わりを持とうにもエネルギーが必要になるので、お互いに避けてしまうと言う悪循環に陥ってしまいます。

昼夜逆転してしまっても朝ご飯や夕食など決まったタイミングでは声を掛けて一緒に食べることを習慣化するなどして、家族がなるべく自然に場を共有する時間を持てる様に家庭環境を整えて行くことが大切になります。

  


Posted by コネクトスポット at 12:54 │コメントをする・見る(0)不登校について