2018年10月30日

家族の私がサービスを受けても良いのですか?

コネクトスポットでは、ひきこもり・不登校の当事者だけに限らず、
ご家庭の状況によっては親御さんに対してもサービス提供を行うことがあります。

実際に半年程コネクトスポットをご利用されている親御様にインタビューすることができました。
※内容の掲載についてご許可を頂いております。

Q コネクトスポットのサービス利用に至ったきっかけは何ですか?
A 初めは子どもの相談のつもりで行ったが、状況を整理して行くうちに家族向けサービスを紹介されて、
 「家族の私がサービス受けても良いのですか?」
と思いました。
 それまでは子どもをなんとかしようと頑張っていましたが、自分についても振り返る必要があるなと思い、利用することに決めました。

Q サービス利用することで得たものは何ですか?
A 週に1回ぐらい会って、自分や娘の生活状況を振り返り、図などを通して見える化してもらいました。
そうすることで自分が何に困っているか分かって整理することができましたし、これからのことを落ち着いて考えられる様になりました。
具体的に何をして行けば良いのか、一緒に考えてくれたり、時には専門的なアドバイス頂けることで見えてきてこれからの希望が持てましたし、親としての軸も持てる様になったと思います。
結果、自分自身の生活にも余裕が生まれ、子どもとの関係も良くなって行きました。
毎回、話し合ったことを記録として送ってくれたので、それを見直すことで忘れてしまいそうなことを思い出すことができたのも良かったです。

Q どんな人に勧めたいですか?
A 子どもが外に出られなくなっている方はどうしたら良いか困っていると思う。
そう言う方に訪問での関わりや親自身にも関わることができるコネクトスポットは希望になると思います。
友達だと愚痴ってスッキリするけど、根本的な解決にならない。第三者として専門家が関わって欲しい人はいると思います。


コネクトスポットは悩んでいる親御さんをケアする(癒す)と言うよりも、
より良い家庭を築くために知識・スキル・マインドを高め、親御さんとしてのさらなる成長に繋がることを目指しています。
実際にインタビューさせて頂いた親御さんは、半年間で逞しく成長されており、自身で問題解決して行く力も高まっています。

引き続き、コネクトスポットでは子ども・若者を中心に家庭全体がより良いものになる様に取り組んで行きます。
家族向けサービスについて興味のある方は以下のチラシをご参照下さい。




  


Posted by コネクトスポット at 08:01 │コメントをする・見る(0)ご家族様からの質問

2018年10月24日

目隠しをして平均台を渡る様なものですよ。〜当事者からのメッセージ〜

先日、コネクトスポットで就労のサポートをさせて頂いた方が会いに来て下さりました。

就職先でも上手くやれている様で元気そうにされている姿、
本人自身からも「成長した」と実感している言葉

を見聞きできて嬉しく思いました。

その方が、ひきこもり当時の自分について
「目隠しをして平均台を渡る様なものですよ」と教えて頂きました。




「出ておいでよ」と周囲に声を掛けられても、怖くて行ける訳がない。
先のことは真っ暗で見えないし、どんな道が続いているかも分からない。


この表現は家族・支援者の方は胸に刻んで置く必要があるでしょう。

なぜそんな状態から歩き出せたのかについては
信頼できる人に声を掛けてもらえた安心感ですね。
平均台から落ちても大丈夫。フォローしてくれると想定できた。
どうやって歩けば良いかエスコートしてくれた。

とのことでした。

ひきこもりの状態に置かれている方にとって、

関係性を作ること 最初の一歩を踏み出すこと 伴走すること

がいかに大切であるか、そして難しいことか教えてくたと感じます。

コネクトスポットがそこに貢献できたこと、その方のライフストーリーの転機になることができ、事業の必要性を実感します。
引き続き、今後のライフストーリーが見えずに立ちすくんでいる方へ繋がりを届けて行きます!

※こちらの記事はインタビューした当事者より許可を頂いて掲載しています。  


Posted by コネクトスポット at 07:01 │コメントをする・見る(0)当事者の言葉

2018年10月10日

岡崎市 定時制・通信制高等学校 合同説明会の開催に向けての想い




今回は進路選択をどうしようか検討している学生たちへ想いを込めて書きたいと思います。

定時制・通信制高校の先生方にお会いした際に、
「生徒たちは、この高校を積極的に選んで入学したのか、それとも他に選択肢がなくて仕方なく選んだのかどちらが多いですか?」

と尋ねると、後者(仕方がなく選んだ)が圧倒的に多いそうです。

僕自身はもっと積極的に選ぶ人が増えて欲しいなと思っています。
有名進学校に入るのが成功ではなく、多様な成功の形があることを伝えたいです。

岡崎市では地域性として
「進学校(もしくは工業高校など) ➡︎ 良い大学 ➡︎トヨタ系を始めとする大企業へ就職」が
王道だと大人たちも含めて根付いていますが、

今回の企画を通じて実現したいことは
・どの様な進路であれ、自分自身で選ぶ進路に優劣はなく、等しい価値があると若者自身が自信を持って欲しい。
・親御さんや教職員の方も含めて地域の方々に定時制・通信制高校と言う選択肢への理解を深めたい。

と言うことです。

選ぶ人生はその人次第です!
そして、その人らしい自己実現の形があります!

1人1人の人生のストーリーを形にするためにコネクトスポットは全力で伴走して行きます。
そして、多様なストーリーが生まれる地域の実現を目指しています。

興味を持たれた方は、ぜひ会場へお越し下さい。
  


Posted by コネクトスポット at 16:10 │コメントをする・見る(0)若者へのメッセージ

2018年10月05日

思春期・青年期の子育て相談について

今日も岡崎市はスッキリしない天気ですね。
こんな日は、心も気落ちしがちですので、体調にお気をつけてお過ごし下さいませ。

さて、現在コネクトスポットでは想いのあるママさんたちが2年前に立ち上げたカフェ
「wagamama house (わがまま ハウス)」https://www.facebook.com/wagamamaokazaki/
にご協力頂いて、地域のお父さん・お母さんへアンケート調査をさせて頂いております。




テーマは「思春期・青年期(中学生〜20歳ぐらい)の子育てについて」です。

日々、不登校やひきこもりの若者たちについて相談に見えるご家族さんから
「子どものことを友人にも相談できなかった」
「気軽に話せる場がない」

とご意見を頂いており、なんとかできないかと思ったのが調査をしようと思ったきっかけです。

確かに子育て相談と言うと未就学の子どもを持つご家族が行く場所と言うイメージが強く、
専門機関(保健所、精神科病院、カウンセリングルームなど)はハードルが高い…。

結果、かなり悪くなった状態で専門機関へ相談に来ると言うのが現状になっています。

アンケート結果から、この時期の子育てについての学びの場や
家族同士の対話ができる場を求めていることが分かって来ました。

調査結果を今後の家族支援や地域の場づくりに活用して行きたいと思います。
結果が知りたい!興味があるよって言うお父さん・お母さんや各種支援者の方がいれば共有しますのでお声がけ下さい。  


Posted by コネクトスポット at 12:05 │コメントをする・見る(1)活動記録