2019年11月27日

夢を叶えてみませんか? 7.5th 角度を変える

≪前回のおさらい≫
 できること、ワクワクすること、理想的な自分を洗い出すこと。それは自分だけのものなのか、自分と社会のものなのかを考える時間。
 新師匠・自分から指針をもらう助走期間。存分に楽しんで、自分の良い気で満たします。


どうでしょう。
その後、ノートは自分のできることで満たされていますか?
ワクワクする過去から現在さらには未来が容易に想像できる頭になっていますか?
理想的な自分自身を「あ、もうなれる」と感じられるほど身近な存在になっていますか?


中には、

「んなポジティブだけで生きている人間だけだと思うなよ」

そういう方もいらっしゃるでしょう。


そんな方へ、逆のことを提案します。


①できないことを挙げていきましょう
②気持ちが下がることを挙げる。
③できないことの中で、出来るようにならなくてもいい事・出来るようになりたい事にわける。
④気持ちが下がることの中で、本当に下がること・実際はどうでもいいことを分ける。


7thで提案したこととはおよそ逆の発想ですね。

ポイントは「出来ない出来ない」で終わらせず、その中でもこだわって出来るようにしたい事なのか、実際はどうでもいいことなのか。

分類していくことで、本来の自分の持つリソース(資源)が明らかになっていきます。

関連するリソースを持っていれば、最後まで突き詰めるように体は求めます。

素直にその声に耳を貸すことが大切ですね。


逆に、気持ちが下がることでも、考えると下がるけど、実際それほど深刻でもない。

というものは、どうでもいいことかもしれないですね。

反対に、本当に気持ちが下がることは、その逆の状況を考えてみましょう。

ワクワクするような、ウキウキするような反応が自身から湧くかをチェックです!



意外と、一見よくなさそうに思われるようなことでも、違う角度から考えることで実は別の答えの出し方を教えてくれます。

自身には全くないリソースであれば、そもそも反応は大きく出ませんし、結局は興味の対象外になります。


自分に大きく影響を与えているものの要因を感じ取ること。


自分だけの人生につながるヒントは自分の中から出てくる。


これは、絶対、です。




特定非営利活動法人 コネクトスポット メンバー 野村


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Posted by コネクトスポット at 22:00 │コメントをする・見る(0)専門的ノウハウ

2019年11月27日

そんなあなたへ届けたい、様々な利用のかたち~高次脳機能障害のあるAさん~②

こんにちは。スタッフの中田です。

今回は

の続き、Aさんとどのようにありたい姿を描いていくのかについてご紹介します。

Aさんとお話を進めていくうえで大事にしているのが、
なぜコネクトスポットに相談しに来てくださったのか
ここに来ることでどうなりたいのか?ということです。

これはAさんに限らずですが、私たちは“問題”を解決するのではなく、ご本人のありたい姿を叶えるためにコネクトスポットを利用していただきたいという思いがあるからです。


例えば・・・
Aさんは工事現場で作業員として昼夜を問わずに働いていた結果、不規則な生活になっていたといいました。
病気をきっかけに自分の人生を見直したい。落ち着いた生活をしながら、今の自分にできること、やりたいことを探したい。
とお話されたとしましょう。

Aさんのいう”落ち着いた生活”とは何か、詳しく聞きながら今どこまでそれに近づいているのか、どんなサポートがあればより近づくのか、コネクトスポットにできることは何かを共に考えます。


病気になってから以前の自分でないような感覚がある、とAさんは話しました。
「病院では記憶力が低下していたり混乱しやすくなった、と言われていました。
そのせいなのか買い物など、これまで何気なくやってきたことがどういうわけかすごく疲れてしまう。
そんななかでどうやってできることを見つけていけばいいのか…自分のことを知って無理せずに過ごしたいです」



高次脳機能障害の程度や症状はご本人が認識しずらい場合もあります。
障害に対する認識を高め、その代償手段を獲得することが大きな課題となります。
Aさんがどんな状況でどんなサポートが必要なのか、より専門的、多面的に考えていくために、これまで入院していた病院や外来リハビリテーションの担当者など医療面での協力が必要であると考えられます。
このような場合はAさんに同意を得て、関係機関に連絡をしていきます。


もうひとつ、私が大切にしていること。
Aさんの望む生活を叶えるため、その基盤となる現在の生活や健康状態についてお話を聞きます。
(私は看護師なので結構気になってしまいますが、不規則だったとしても心配はしますが怒ったりしませんよ!やりたいことを叶えるための健康だと利用者さんに思ってもらえるよう日々奮闘中です!)
特にAさんの場合ですと、不規則な生活になってしまったと後悔されています。
脳梗塞は再発することが多く、さらに重篤な後遺症が残ってしまうと今以上にAさんの望む生活からは遠ざかってしまいます。
とはいえ、生活習慣は長年の間に身についたものであるためすぐに変えることは難しいのも事実です。
そのため、Aさんにどのくらい変えようという意思があるのか確認し、その程度に応じた対応を考えていきます。




上記のようなやり取りをしながら、Aさんと利用イメージを共有していきます。

今回はここまで。
次回はAさんがコネクトスポットでどんな過ごし方をしていくのか、ご紹介していきたいと思います。